寿退社編

一、

「なりそめ披露」は、周囲の状況を考慮に入れて慎重に!

「アプローチ」→「恋愛成就」→「内緒の期間」を経て・・・おめでとうございます!

みごと「結婚」の二文字をゲットです!

そんなとき、調子に乗って、「ということで、あのとき、わたしがコピー機の前で困っているところを○○さんが助けてくれたときからなんですよ~」と、「なりそめ」を話すのは、考え物です。

思い出してみてください。

アナタにも「内緒の期間」があったはずです。

だから、アナタがコピー機の前でターゲットに助けてもらったとき、ターゲットは、じつは、他の人と「内緒の期間中」であったかもしれないわけです。

「それって、二股ってこと!?」ではないにしても、誰かが、想いを伝える前の段階であったかもしれない。

すでに、付き合っており、内緒にしていたけど、アナタの存在ゆえに関係を解消した。そして、アナタと付き合い始めたかもしれない。

なんにしろ、アナタが「結婚」の二文字をゲットしたその影で、涙をながしているヒトがいるかもしれないのです。

それは、懇意にしている派遣どおしであったかもしれない。

いじわるな、お局社員であったかもしれない。

立場が逆であったら、アナタ自身であったかもしれないわけです。

だから、社内恋愛→寿退社での「なりそめエピソード」を披露するときは、お互いの人間関係ネットワークと、その構築時期を精査し、ネットワークの構成要員に不快な思いをさせないことが肝心ですね。

立つ鳥 アトを濁さず。

幸せだからこそ、周囲への気遣いを忘れてはなりませんね。